理想的な人間になんか全然なれなくて 理想的な生活も結局ぜんぶめんどくさくて無に終わるし 一日生きるだけでも何度も何度も気分に波が起こって 波と鬱と機嫌に振り回されて 人をすぐ馬鹿にしてしまう そんな自分も嫌いで 自分ができなかったことを責めてし…

四月はトレンチコートがいるかもしれない。 でもあっという間に暖かくなる。一生懸命生きていたらすぐに五月になる。ゴールデンウィークだ。今年は十日も休みがある。 休みが明けたらまた四週間。あっという間に五月が終わる。六月には長袖もいらなくなるだ…

苦しんだ。 ゼロから一を生み出すのは苦手だ。自分で考えて何かを生み出すのは苦手だ。今日もそういう場面に遭遇した。 産みの苦しみというやつか。これが一番苦しいと思った。今日もその苦しみに遭い、そしてうわああああと発狂した。 そして布団に入った。…

彼は私に「"私なんか"と言わないで」という言葉を残した。 恩師は私に「目の前のことだけをただ淡々とやりなさい」と諭し続けた。彼は「自分で選んだ道だから、後悔するわけがない」とも言った。 また別の彼は「目の前の小さなことを、粛々とやり続けるだけ…

高校1年の冬、学校帰り、1人で走った自転車で、大きな橋を渡り、大きな川と山、真っ赤な夕焼けを見た。それはそれは美しかった。初冬の冷たい空気が頬を刺す。 たった今、同じ場所で、オレンジ色の夕日を見た。 私は閉め切った車の中にいる。頬に触れる空気…

死にたい。死にたい死にたい死にたいという気持ちが口から出てくる。 ある薬を飲むと副作用との闘いだ。だから別の薬に変えたら今度はあまり効かない。ぶり返した症状との闘いだ。だから結局またはじめの薬に戻ってきた。副作用との闘いが帰ってきた。 眠い…

決して自殺をしないと心に決めているのだから、「死にたい」くらい言わせてほしい。 生きていれば楽しいこともある。幸せな瞬間なんてたくさんある。ゆるゆると流れる時間も、ふわふわした多幸感に溢れる時間も。 しかし死にたいはそれを凌駕する。 それは症…

私はある方面のオタクです。オタク歴9年、1年あたり約2万円ほど好きなものに貢いでいるのですが、私はこの総額18万円を払う価値があると本気で考えてるんですよ。そしてこの金額でこれだけの幸せを享受できてるんですよ。 って周りのオタクたちもみんな同じ…

ハイパー無気力。 今これを机に突っ伏しながら書いている。 抗うつ剤をやめて1ヶ月。少し悪くなった。その、ほんとは薬なしでも全く元気でもりもりですってのが理想なんだろうが、残念ながら健康度は微減だ。あのね、劇的に悪くなって予定とか全部キャンセル…

眠気とたたかう 穂波 おやすみ

昼下がり、外に出ると、ふわっと春のにおいがした 道には梅の花が散っていた 日差しが体に当たり目に入り脳に入り 春のにおいが体をめぐり 春の空気は肌にまとわりつくようにふれた 心地よかった 春のにおいはまるで花のにおいだ ふわふわと香る 去年の春 簡…

こんなに一日一日の生活を 大事に生きたことはあっただろうか いやあったな でもそれはもう終わったことで もうどうでもいいことなのだ そう言い聞かせている あなたのとなりにいるだけで 他人の大丈夫という言葉に これほど心が安堵したことはあっただろう…

恋に恋しているのではない。 過去に恋しているのだ。 過去を生きているかぎり、私は過去の自分から変われないのだろう。 そんな人、別れて正解だったとよく言うけれど、他人だからそう思えるに過ぎないのだ。 当事者の思いは計り知れない。 親。親というのは…

あなたと一緒にいることで 私は当時の思いを引きずると同時に、当時の自分をも引きずるのだと気づいた もうどうしようもないのだ どうしようもないところまで来てしまったのだ 3月になる。私の心の傷は癒えぬまま、心の病も癒えぬまま、3月になるらしい。 何…

就活解禁。そうか就活か。私はわりと普通に生活しているうつ病患者なので、普通に就活をした。何度もヒヤヒヤした。 メンヘラは隠し通して就職すると決めていた。そんな最中、ある人の「うつ病が原因で内定を取り消された」というブログ記事を読んで背筋が凍…