自覚すること

「自分を客観視できるようになったら大人」

友人のお母さんが言っていた言葉だ。

当時特に心に響いたわけではなかったが、なんとなく今まで覚えておいていた。

そしてそれが、今の私の「心のテーマ」になっている。

私にとって自覚することは最もうつ病に効くことだ。

メタ認知。

自分が何をしているのか、何を考えているのか、自分で認知する。

これができることですっと自分を遠くから見られて、自分に余裕ができる。本当に。

最近は自分の感情が目まぐるしく変わるのを認知できるようになってきた。もともと感情的というか、あらゆるものに敏感に反応するところはあったのだと思う。ただそれが手に取るように分かる感覚を掴んだ、いや掴むことができるときもあるようになったのはつい最近のことだ。

昨日は嫌だったことと良かったことを順に3つずつあげてから寝た。嫌だったことを思い出すうちは、そのことを思い出して猛烈にのたうちまわるような気持ちになった。しかし、その次に良かったことを思い出すと、ふっと気持ちが明るくなって、自分の周りの雰囲気が幸せな黄色に変わったような気持ちになった。よく寝たこともあってか、今朝は気持ちよく起きられた。

そういう事実や感情を自覚できることは素晴らしいことだ。「お、なんか落ち着かないな」と一言思うだけでいい。まだできないときの方が多いけど、自覚することを忘れずに、自分を客観視できる大人になれたらいいな。