陰キャ人見知り飲み会がチャンス説

私は人見知りだ。

そして陰キャの部類に入る。

人見知りはデータを見ると明らかだ。友達の人数。人と会う用事の回数。あまり人には明かさないが、びっくりするほど少ない(あまり人に明かさないあたり本当に友達が少ないのだと察してほしい)。

陰キャは友人から言われたし、クラスの中で属する立ち位置は間違いなく陽ではなく陰だった。

私は人見知りの陰キャなので社交の場が苦手だ。飲み会。パーティー。同窓会。結婚式。人見知りで陰キャに加えて1人で行動することに抵抗がないので、気づけば周りが何人かで話している中、1人でぽつんと立ち尽くし、かといって既にできているグループに入ることのできる社交性もなく、無心で飯を食い、トイレで時間をつぶすなんてこともザラだ。飲み会は避けてきた。結婚式の二次会は行かない。そういう方法で対策を取ってきた。行かなくてもよい飲み会やパーティーで孤独に時間を過ごすなら、家に帰ってTwitterしてた方がましだ。

しかし最近、飲み会が好きになった。単純に、よく飲み会に行くメンバーが好きだからというのもある。ただ確実に言えるのは、飲み会に対する自分の考えが変わったということだ。

大学時代、ある飲み会の乾杯の挨拶で聞いた言葉。「人はご飯を食べながら話すと仲良くなれるという実験結果がある。今日はご飯を囲んで仲良くなろう」。なるほど、確かに誰かと会って話したいときには「ご飯行こう」という誘い方をしがちだし、会議の場なんかでもお菓子や飲み物が置いてあったりするけれど、これは人の心の理にかなっているのだなあ、と思わされたのを覚えている。

人見知りは人と仲良くなることが苦手だ。ならば、酒と飯の力を借りて、事務連絡ではない雑談をして、人と仲良くなればいいのか。それで普段話さないような偉い人や、陽キャと呼ばれる人たちと話せればそれでいいのか。そう思って飲み会に臨むと、案外楽しいし、次の日から飲み会で話した相手との距離が縮まったような気がしてしまうのだ。

人見知りよ、陰キャと呼ばれる人間よ、ご飯の置いてある会に行こう。普段の生活で周りの人間と仲良くなれる奴はいいよな！羨ましいよな！俺たちにはできないもんな！だから、だからこそ酒と飯の力を借りて、少しだけ人と話そう。いつもの自分より少しだけ、人と仲良くなれるかもしれないから。

P.S. こんな考え方を持った最近の私だが、やっぱり飲み会は苦手なままだし、できればパーティーのような場には行きたくない。でも苦手なりに精神論で頑張ってるよ、っていうお話でした。具体的な立ち回り方とか学びたいなあ。