コントロールとマネジメント

「調子の良し悪しによってコンディションが違いすぎる。自分をコントロールしないといけない」

うつ病になったばかりの頃、大して恩義も感じていない教師に言われた言葉だ。こんなことを言われてよしコントロールしようと行動できるメンヘラが一体この世にいるだろうか。私はこの言葉を聞いてパニックになり、以来コントロールという言葉がとても苦手になった。

Twitterで最近話題になった言葉。「付き合う相手は感情の波がない人がいい」という発言だ。私なんか"感情に波がない"とは程遠い人間だし、なんならこの世のメンヘラといえる人たちのほぼ全員が私と同じだろう。感情をコントロールすることは難しい。もう不可能に近いとまで思ってしまうほど私には難しいのだ。

そんな出来事があってから数年、私はどこかで「コントロールではなくマネジメント」という言葉を聞いた。controlは制御すると訳した気がする。ではmanageは？ぼんやりした単語だけど、うまく〜する、とか、管理する、とかいう意味があるらしい。ああマネジメントか。制御するんじゃなくて、うまく管理する、ということ。この言葉なら幾分気が楽になると思った。マネジメント。マネジメント。

今日は自分の感情のせいで、自分が振り回され、他人を少し振り回した。私はすごく感受性が豊かで、気分が変わりやすくて、小さな出来事に過敏なほど感情が動く。すぐ喜ぶし、すぐ泣くし、すぐ癇癪を起こすし、すぐに感動する。これは自分の長所でもあるのだけれど、今日はだめだったなあ。集中が切れて、イライラして、眠気が襲ってきて、不快な気分になった。そして今は泣きそうだ。悪態と過去の嫌な出来事が頭を占有する。なんでこうなるかなあ。マネジメントもできないや。