帰路
あの年は2月29日があったような気がした
でもよくよく考えたらその年はうるう年ではなかった
胸を切り裂くような映画を見てしまった しかも “胸を切り裂くような映画”として売っているものではなかった 完全に想定外だった
昨日夢に彼が出てきた 彼女も出てきた 私は幸せだった
紛れもなく私は過去を生きている あの一点のみにおいては
過去をものすごい勢いでなかったものにすることができるようになってきた 何度も何度も、もう実習に行かなくていいと安堵したみたいに
自分の人生を振り返ってみたいと思った 語りたいと思った 自己語りは大好きなので、きっとやりがいはあるだろう しかし膨大な自己語りになりそうで、なかなか腰が上がらない。
あの子のブログを久しく読めていない URLが分からない。こっそりブックマークしたりURLをコピーしたりしておくことは邪道だと思うのでしていない でも最近の彼女は何を考えているのか少し知りたい
いや、知らなくていいか