竜頭蛇尾

いつも抽象的な文ばかり書いている。それは私の語彙力のなさかもしれないし、もともとそういうポエムのような、歌の詞みたいなのが好きだからかもしれないし、個人を特定できないようにわざとぼかしているからかもしれない。まあとにかく、私はこういうぼやっとした文章を書くのが好きで、ほとんど誰にも読まれないこの文章に、たくさんの思いと意図を詰め込んでいる。国語の、特に現代文のテストでよくあった「筆者の主張」「これはどういうことですか」という質問は甚だ嫌いだったけど、まあ自分も同じことをしているのだと思えば、少しは許せる気がした。筆者がひっそりと言わんとしていることを全て文章に起こして(しかもそれが合っているのかも分からないのに正解と不正解の文章など作り１つ選びマークさせ)、それを正しく読み取れたらオッケーだなんて、なんて美しくない行為だと思わざるを得ない。それは筆者の意図を読み取るのではなく、筆者の意図を読み取った出題者の解釈を読み取っているのに過ぎないのだ。素晴らしい文章や音楽、絵に出会ったとき、作者の考えを正確に言葉にするよりは、素晴らしいと思った自分の感情や自分なりの考えを感じて、それでやりたい人は文字に起こせばいいのだ。まあテストとしてやってるだけのことにこんなに文句を言う必要もないのだろうけど。世の中、特に学校現場というのはなんでこんなことをするんだろうという事柄や時代遅れのあれこれが多すぎる。学校の敷地内に入ればそこは30年前の世界だ、という言葉を聞いたことがある。

おっとここまでは前置きだ。長すぎだ。今日は珍しく具体的な話をしようと思う。薬をやめて2日目だ。抗うつ剤というやつだ。ノリでやめてみるか！と言われたくせにいざやめるとなるといや薬をやめるときは慎重にならないといけないと神妙な顔で言われたからなんだかすかされた気分だ。副作用がなくなって、夜の寝つきが悪くなった。あとはなんにもする気にならない。なにもかもがめんどくさい。一日中ベッドで携帯を見ている。部屋は散らかっている。明日くらいまではこれでいいことにしよう。私は週末が忙しい。最近はなんとなくやりたいことがあったらやるくらいの気持ちでいる。それが許される期間だから。まあいいよね。それくらいの気持ちでいつもいられたらいいのにと思う。ごめんこの近況報告がしたかっただけなのに、気づいたら今日も1000字近く文字を綴っていた。あ、今のでちょうど1000字です。