美しいもの

美しいものを追いかけていたい http://twitter.com/kasg_wr

物書き

美しいものを見聞きすることが好きで、自ら表現したいと思うこともある。ただ、そんな才能があるわけではなく、絵は描けないし、音楽も作れない。特別楽器が弾けるわけでもないし、歌も踊りも大して上手くない。唯一自分にできることは、文字を綴ることだ。できると断言するほど文章を書くことに長けているわけではないのだが、たしかに幼い頃から学校で作文や感想文を書くことは好きだった。小学生のときには拙い小説を書いていたし、ちょうどその頃将来の夢を発表するような授業参観があったので、小説家になりたいなどと血迷ったことを言った覚えがある。もともと持っていた夢に若干絶望感を抱いた時期だったから、そのときなんとなく思ったことを発表しただけなのだが。でも面白いストーリーが創造できるわけでもなく、小学生のうちにやめてしまった。

それと同時期に始めたことが日記だ。その日あったことと思ったことが2:8くらいの日記というよりはエッセイに近いものを書き始めた。これは高校を卒業するまで続けていたことだったと思う。私の人生の大事なことはすべてそこに書かれているのだと思う。児童期、思春期、青年期の。ああ読み返すこともほとんどなくなったなあ。大学生になるとスマホを自由に使えるようになり、Twitterという便利なものに完全に移行するようになった。少し寂しいと思うがスマホは便利だ。パソコンも。今でもたまに日記帳の続きに言葉を綴ろうと思うのだが、手書きで日記帳に書くスピードが、私の思考のスピードに追いつかない。思いつく速さとおんなじくらいのペースで書けるスマートフォンやパソコンのキーボードが今の自分にしっくりくるようになってしまった。手書きの味や日記帳の雰囲気も大好きなので寂しいが、現時点では便利さが勝ってしまっている。また手書きブームが来るかもしれないね。

そして今、ブログを書いている。実は今まで何度かはてなブログのアカウントを作って投稿しようとしていたが、Twitterに慣れすぎて長文を書くことが苦手になってしまっていて、なかなか続かなかった。ただ今年はうまくいっている。Twitterの使い方を少し変えたおかげかな。今はこの形で自分の思いを文字にして表すことが非常に心地よい。形は違えど、私は物書きが好きで書くことで表現する人間なのかもしれない。ああ物書きは気持ちがいいなあ