agenda

だいたいの予定は把握している。

だからこそたまに忘れてしまった予定を忘れてしまう。

私は急な予定変更がすこぶる苦手だ。思い通りにならないことが苦手だ。だからスケジュールはきっちり手帳に書いて把握する。月間カレンダーに予定と時間を書いて、週間予定はバーチカルタイプのものに詳細な事柄を書き綴る。楽しい用事にはシールを貼って楽しみにする。とはいっても私はだいたいこれらの予定を暗記していて、なんなら今週はこんな感じ、来週はこれくらいの忙しさ、と週単位でも概要を把握している。

予定が埋まることに快感を覚える。本当によくない。このブログ同様、スケジュール帳にあれこれ書くのも好きだ。一方、最近は疲れが激しいので、休みの日に予定が入っていることすら苦痛だ。週に一回は何もしない日をつくる、予定をはしごしない、などマイルールを決めるよう言われている。それらのマイルールは自分にとっては不服だが、守っていないとやはり予定を詰め込みすぎてパンクするので、このルールは私にとってとても大切だ。

今週は火曜日が休み、今週は週5日働く、来週は週末街に出るので買い物をする、その次の週は1日出かけるのできついが休みもある…いつもいつも私は先を先を見越して見越して、予定を把握し把握し、そしてよく分からない何かに備えている。それは用心深さと言えるのかもしれないし、しかしただの不安なのかもしれない。今日も今週を振り返りながら、あれ今日は何曜日だったっけ、私は今週何日働いたんだろう、休みを取ったのは今週のことだったっけ、と訳が分からなくなった。冷静に考えればすぐにわかることなんだが、これはいくらなんでも予定を把握しようとしすぎだ。常に先の予定を見越して焦りすぎて、今自分がどんな状況に置かれているのか分からなくなっている。よくない。よくない。今この瞬間に強烈なスポットライトを当てて生きる、これが猛烈に難しい。人は書いたことを忘れるというけれど、私は書いた予定を見返しすぎて疲れているのかもしれない。でも快感なんだよなあ。なにもかも忘れて今を楽しみたいはずなのにね。