普通であろうとしている

最近私は、普通であろうとしている。

普通であろうと、一生懸命あがいている。

これが正しいのか分からない。

でも今は普通であろうとするのが一番いいと思っている。

「量産型を馬鹿にしてはいけない。多くの人々が良いと思ったから量産型のものができあがったのだ。個性を出す前に基本を学べ。」

この言葉を聞いてはっとした。

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普通であろうとすること、それは周りからはみ出さないように、周りの平均を気にしながら過ごさなければいけないことかもしれないとも思っている。

それは他人を中心に生きることになるし、他人が自分をどう見ているかを基準に考えることになる。それは違う。それは他者の課題であって、自分の課題はそことは違う場所にあるはずだ。

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しかし普通になりたいのだ。普通でありたいのだ。うつ病は嫌だ。学校に行けないのも嫌だ。ちょっとしたことで癇癪を起こしたりすっかり病んでしまうのも嫌だ。恋人がいないのも。友人が極端に少ないのも。お金がないのも。マイノリティでいることはいたく生きづらい。それを武器にできる人は素晴らしい。しかし私にはできない。できないできないできない！！！！！私は普通に就職して普通の仕事をして普通程度にお金を持って普通に結婚して子どもを持って、いや子どもが欲しいかはわからない、とにかく穏やかでやさしくて、普通のしあわせを手に入れたいのだ。毎朝起きて仕事に行って、たまに同僚と飲みに行って、時々友人と連絡を取って、たまにどこかへ遊びに行くような、休みの日は一日家で家事をしながらごろごろするような、そんな生活を望んでいるのだ。これが正しいことなのか分からないし私にとって幸せなことなのかなんてもっと分からない。でも今はこういう気持ちだ。正解か分からない答えを目指して不安定に走っている。