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私なんて全然大したことないとか、あなたはうつ病とはいっても普通に暮らせてるじゃないのとか、そういう他者比較をたまにしてしまう。意味のないことだ。人には人の地獄がある。私はよく思ってしまう、私なんて全然大したことないって、学校を休みがちながらも鉛のような体を引きずってストレートで卒業して、メンヘラを隠し通して就職先を決めて、毎日毎日働いている。病院は月1回、薬は1日1回半錠だけ、不調な日は週に1回、不調な時期は月に1回、側から見れば、そしてメンタルの問題を抱えた人から見ても大したことはないんだろう。私の周りには学校に行けなくなった人、アルバイトをすぐにやめてしまっていた人、家の人とうまくやれなかった人、とても身近な人だけでも何人かいる。だからといって、自分は大して苦しくないのかと言われたら、それは断じて違うのだ。私がメンタルの問題を抱えながらもここまで"履歴書上ではなんの問題もない経歴の持ち主"でいれているのは、鉛のような心身を引きずり引きずりしながらどうにかやっていこうとするように自分があまりに頑張り屋なのか(このせいでうつ病になったとも言えるのだが)、単にうつ病が軽度だからか、周りの環境に恵まれていたのか、私が選んだ相手にしか「うつ病」という病名を明かさないからなのか、運が良かったのか、「自分は運がいい」と心から信じているからなのか、一体どれが原因なのかは分からない。それでも確実に言えるのは、私はとても苦労しているし苦しい思いもしてきたし今でも油断してると死にたくなる時期がきてしまうということだ。毎日毎日生活しながら、平均台の上を歩いているような気分がしていた。ふっと視線を前にやるとこれからの生活や人生が長く広く漠然と見えて、途方にくれた。今週はずっと死にたかった。最近はあまり出てこなかった感情がわき上がってきた。自分は最低な人間だって。

また今週も失敗してしまった。何度目の失敗だろう。同じミスを繰り返そうとしているという自覚はあった。でも結局予定を詰め込み自滅した。もう眠い。眠いから寝るのだけど、忘れてはいけない。他者比較からはなにも生まれない。人には人の地獄がある。私には私の地獄があるし、どうしようもないこと、救われること、心がときめくもの、幸せを感じるもの、好きなもの、すべて人には人のそれらがあって、私には私のそれらがある。