美しいもの

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群れない女

群れない女に憧れていた。

が、気づけば自分は群れない女になっていた。というより、女同士の人間関係を構築し始める小学校中学年くらいの時点で私は群れない女だった。

群れない女は群れがちな女社会においてマイノリティに立つことが多いことを何度も経験した。そのうえ私は人見知りでコミュニケーションをとるのが苦手だから、ある集団に所属したときよくひとりぼっちになる。そのくせひとりぼっちは嫌な性分も持ち合わせているので厄介だ。とかく人間の集団に溶け込むのは難しい。

ということを親に話すと笑われた。うちの家系の女はみんなそうだって。

私はこの手の決めつけが好きではないので苦笑いしたが、よくよく考えれば祖母も叔母もまったく群れない人間だった。

群れずに飄々と生きる人に憧れてきた。小学生のときそのような男子に出会い、非常に憧れたことがある。一方、ひとりぼっちは苦手だ。はあどうしたらいいやら。振り切って群れない女になりたい。そうパーティーの場でいろんな人とお話ししたくて、あちこち回っていて、気づいたらひとりぼっちになっていた記憶がある。誰も私のことを見てうわーこいつひとりぼっちだーとか思わないと思う。ただ1人自分だけが気にしているようなことなのだろう。うん。でもやっぱりひとりぼっちはつらいよ?自己愛が過剰だから特に。なんだかろれつが回らなくなってきたなあ。疲れたね。