美しいもの

美しいものを追いかけていたい http://twitter.com/kasg_wr

思い出さない日はないくらい あなたのことを考えている そうは言っても なんでもかんでも記憶にあるわけではなくて どちらかというと自分にとって強烈だったいくつかの出来事を 何度も何度も 本当に何度も何度も反すうしているだけなんだけど あなたのことを考えない日はないって気づいてしまった あああのときの空気 私は今でも昨日のように思い出せる 今日の言葉は月並みな表現ばかりが並んでいるけれど、それくらい私にとって普遍的で 世界の中心にあることなのだ きっと 私の一部になって今でも根強く私を構成していることは確かだし  あわよくばもう一度出会えたらとも思う ああまた月並みな表現というものを使ってしまった そう私は 私が置いている木箱のうちひとつはあなたとの思い出よ 迷惑ね こういういかにもな話を人前でするのはとても得意ではない だから、だけど、私はこういう話をするのがとても好きなのだ できれば全世界の人に聞いてほしいくらい 私にとっては人生のドラマの重要シーンで なんならこの話題だけで映画が1本書けてしまうような そんな話なのだ 話が逸れるのだが、自分はすごく特別なドラマのような人生を送っていると自分では思っているけれど、実は自分だけが特別なわけではなくて、周りの誰もが特殊なドラマを抱えて生きてきてるんだよね なんだかそれに気がついたとき、少し空しい気持ちになった それでも忘れちゃいけないと思う 自分の人生の主人公は自分だと 自分の人生のドラマの主役は私なんだと 話が逸れたねえ あなたのことを考えない日はないと気づいたとき、すごく悲しい気持ちになった やはり私だけが、5年前に取り残されたままでいるのだと 5年という言葉に強いインパクトがあった 2年、3年、4年とは違う強烈ななにかが ああ5の倍数は節目を感じさせる気がするのだ 5の倍数は一の位が5か0のみであることに強いロマンを感じていた 小2のとき あのときが人生で一番不幸がない幸せだった また話がそれた ああそう私は5年前に置いて行かれてる話 ふと5年前の親しかった友人の顔と名前を思い出して 一瞬で思い出せたのだけど、でも懐かしさを感じた 懐かしさを感じられた程度には、私も5年前から距離をとっていられているのかもしれない たしかに 当時は強烈だった最高の思い出が、当時は絶対に一生忘れない、かけがえのない思い出だと決心までしていた記憶が、私の脳を大きく占めていた思い出や場所や記憶が どんどん時間が経つにつれて どんどん新しい情報が入って、考えて、思い出が増えるにつれて 新たな居場所やすてきな出来事ができるにつれて いつのまにか脳から消えていく 大好きだった思い出、人、場所、記憶、においが、脳を占める割合がどんどん減っていく いつしか木箱は小さくなって いや いつしか木箱を開けたとき、木箱の中身はすっからかんになっているのだろうか もうひとつの木箱は毎日のように開けて中身を確認していますが、そんなことをしていては、中身は減らないでしょうね 反すうすること 放置すること 今私は一生懸命に勉強している ああ結局私は自分に関連することを潜在的に情動的に勉強しているのだ 研究しているのだ それは危険だだめだと言われたなあ 恩師に言われた教訓も、実行できていないねえ 私はどれくらい変われたのだろう 今それがわからなくなっている