2018-05-16 ふたを開けて 今日は初夏の匂いがして苦しかった たくさんたくさん高校生のときのことを思い出した もう4年も経ったんだね 忘れもしないよ ふたをして置いておこうとしているけど、よく手元に引っ張り出してしまうようだね 私は忘れなくないの 彼のことも何度もふたを開けて見る 彼らのことも 忘れてしまいたくはない けれど過去に戻ればきっと崩れてしまう 頭ではわかっている 今を生きることが有効だと でもやっぱり今日も、ふたを探して開けて見てしまう