美しいもの

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一貫性

私の父親は一貫性のない指導をする。

具体的に言うと、ついさっきまで私が遊んでいる姿を見てもっとやれと笑っていたのが、急に遊ぶのをやめなさいと怒鳴る。

勧善懲悪をする教師は一貫性のある指導が大切だと聞いた。私はそれを父親のことだと思った。

あとは、父親はよく冗談を言う。幼い子どもにも冗談を吹っかける。

私は空気を読むことやいわゆる“察する”ことが苦手な人間だ。そうでなくとも、幼い子どもに大人の冗談を察して理解しろというのは無理な部分がある。

しかし私の父親は自分に冗談をよく言っていた。

当然私は真に受けるのだが、いつも「冗談が通じないね」と笑われた。

「子どもに大人の冗談を通じさせようとするな」というツイッターの投稿を見て、気づいた。

私はもしかすると、元々空気を読むこと察することが苦手だったのではなく、この幼い頃の経験から苦手になったのではないかと、今では少し予想している。

これらは私が幼い頃に感じた出来事。

あともう一つは、私が自分の兄弟を見て思ったこと。

私の父親は自分の兄弟の能力や行動、時には人格や存在に対して、けなす言葉やマイナスな言葉を発することが多いのだ。

「かっこ悪い」「下手くそ」「やる気ないのか」「チャラチャラして」「この子は不幸だ」

私は自分が思うに典型的な「いい子」だったから、父親にその手の言葉を言われて傷ついた記憶は少ない。

でも、おそらく記憶に残っていないだけで、私もけなされて育ったのかもしれないと思った。

父親は特に悪意を持って子どもをけなしているわけではないのだと思う。無意識的に上記のような言葉を使って子育てをしていたんだと思う。

でもかわいそうだよ。

私は自己肯定感が著しく低い人間になった。その一因には父親の影響があると、勝手に思っています。