琴線

どうあがいたって忘れられない記憶があるわけでそれはちゃんと消したはずの元恋人の写真の中でこれはどうしても消せないなと思って未だに残している写真があるみたいな前使ってたSNSを遡ると当時の人付き合いが全部蘇るみたいなそういう恥ずかしいとか情けないとかいう感情を抜きにしてでもやっぱり忘れられないものはあるみたいで何が言いたいかというと夢を見た いい夢だった 楽しくて切ない夢だった 起きたらそれは悪夢になった 怖い夢でもないのにばっと飛び起きてしまいまだ午前5時だった 寒すぎて寝たんだけどなんと夢の続きを見てしまった 私は時々夢の続きを見る能力を発揮できるのだが 今日に関してはそれはいらなかった いらなかったけど心の奥底では夢の続きを心底見たがっていたのだろう とても悲しかった もう戻れないのだと思った 夢の中の自分は決して振り返らなかった 千と千尋の神隠しのラストシーンみたいな なぜ私があのとき振り返らなかったのか理解できない 現実だったら絶対振り向いてると思うんだけど。まあとにかく夢の続きから覚めるときもバッと飛び起きるように目が覚めて寝起きがすこぶる悪い私が珍しく今日はもう起きようと目覚ましを一発で止めて起き上がったのです 今日も一日ふわふわしていてなんだかとてもつらいことが起きた日のような気分で一日を過ごしてしまった 体調も悪かったし どうしても自分の中で高校生活がコンプレックスなんだろうなと思う あんなに充実していた高校時代だったのにだからこそなのかあの出来事さえなければと思っているのか私は考えすぎてもう分からない本当にわからない けれど今日の夢とその後の私の反応を見るに、高校時代がよっぽどコンプレックスでちょっとしたtraumaだってことはわかった もう一度戻りたいなあみんなとご飯とか食べたいなあって思わない？でも多分もう叶わないし、仮にもそれが成功してしまったら私は高校生のまま泣き崩れると思う