鉛さん
統合失調症に幻聴の症状があります。
ある人は、幻聴に「幻聴さん」と名前をつけて、症状が出たときに親しみを持って話しかけるそうです。
幻聴で「お前はだめだ」と聞こえたら、「幻聴さんこんにちは。そうですね、だめですねえ」って。
そうすると、幻聴が聞こえるのが怖くなくなって、症状とうまく付き合えるようになったそうです。
私は統合失調症ではないけど、体が鉛のようにだるくて、心も重たいときがよくあります。
何も支えがなければ、そのまま横になってしまうような。ベッドに横たわっていないと心も体も保てないような、そんなときがあります。
だからそんなときに、私の中にいる重たいなにかを「鉛さん」と名付けて語りかけることにする。
鉛さん、こんばんは。
最近ずっと小さなあなたがいるようですが。
あなたのおかげで私は動けません。どう責任取ってくれるんですか。
疲れてるんですよね、わかりました。休みます。