美しいもの

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努力は実る

高校時代、全校集会で進路担当の教師が 「努力が実るとは限らない。しかし、実った人は必ず努力している」 と言っていた 当時はその言葉に感銘を受けたが、努力をろくにせずに実らない経験をしてからは、痛い言葉に変わった気がする。

私は努力は実るものだとは思っていなくて、めちゃくちゃ努力した人のうちほんの一握りの人間だけが実るのだと考えている。これが私の意見だ。きっと「実る→努力」は成り立っていても、その逆は成り立たないのだ。そういうことだろう。

 

努力が実っていいとか、幸せになっていいとか、そういう気持ちになれない。自分が幸せになってはいけないと思いがちだというメンヘラあるあるを聞いたとき、あまり自分には当てはまっていない気がしていた。しかし今まさにその気持ちだ。あまりにうまくいきすぎて戸惑っている。これから悪い方向に転じるのではないかと不安が出てきた。私は幸せになっていいはずなのに、それをどうしても認めていない自分がいる。

努力が実るという経験をしたのはかれこれ7年前だった気がする。奇跡とか運命とかあとは他人のおかげで思わぬ幸運を受け取ったことはあれど、努力で自ら望むものを手に入れた経験はしばらくしていなかった。

そんな生活を送っていたから、努力が実るのを見ると、これはたまたま起きた奇跡なのか、はたまた本当に努力で目標に達したのか、よくわからない。きっと両方の要素がバランスよく合わさった結果、努力が実るのだろうか。

ああ 夢が叶ってしまった。7年前に叶った夢はズタズタになった。今回はどうだろうか。無事にやっていけるのか、やっていけない気がしてしようがない。これは奇跡なのか、思案したけれど、きっと奇跡ではないと信じている。自分にできることを全力でやって、及第点に達したのだろうと、本当に努力をして、それが実る段階まで届いていたということなのだろうと信じている。本当に努力したという自負があるから。ああそんなプライドを持てるようになったのですね